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ふとんの「打ち直し」と「丸洗い」の違いについて

この1週間で、奇しくもお客様から同じ問い合わせをいただきました。

「ふとんの打ち直しと丸洗いはどのように違うのですか？」という質問です。

まず「ふとんの打ち直し」ですが、お客様から預かった古い布団から中綿を取り出します。
この綿を打ち直しの機械にかけて、硬くなった綿をほぐします。

ほぐしてフカフカとなった綿を新しい側生地に入れて、新たに仕立て直すのがふとんの打ち直しですね。

なお、この打ち直しにおいて中綿を洗う事はしません。

↑当店の綿打ち直しの機械です

また、従来のふとん屋が作った布団なら打ち直しが出来ますが、安価な既製品の多くは打ち直しは出来なくて使い捨てとなります。
可能なメンテナンスは「丸洗い」となりますが、この場合も側生地が破れている場合は丸洗いが出来ません。

昔から日本では木綿の布団が主に使用されており、古くなってくると綿を打ち直しして使い続けることが一般的でした。
ふとん屋の作った布団であれば、木綿わたでも化繊綿でもミックス綿でも打ち直しは可能です。

ただしあまりに綿が古い場合は打ち直ししても効果が期待できないので、新品への買い替えをお勧めします。
物には経年劣化があり、それは綿（わた）にも当然ありますから。

「うちの布団は打ち直しできるの？」と判断に迷ったら、当店までお問い合わせくださいね。

これに対して「ふとんの丸洗い」ですが、これはその言葉通りにふとんを側生地が付いたまま、丸ごと水洗いします。

側生地だけでなく中綿まで綺麗になり、またダニ等も死滅しますのでとっても衛生的ですね。
価格はふとんの種類によって様々です。

昔ながらの綿ふとんならシングルで3,500円＋税。
羽毛ふとんのシングルなら4,600円＋税といった具合です。

このふとん丸洗いは専門業者への委託で、通常はお預かりしてから約1週間で出来上がります。

羽毛ふとんに関して、お客様からは「羽毛ふとんの打ち直し」と言われてのご依頼も多いですが・・・。
実際は綿布団のように打ち直しの機械にかけたりしませんので、我々は「羽毛ふとんのリフォーム」と呼ぶのが一般的です。

羽毛ふとんのリフォームでは、中の羽毛を取り出して水洗い乾燥し、新しい羽毛を足してから新しい側生地で包んで仕立て直しします。

羽毛ふとんはリフォームだけでなく、「丸洗い」ももちろん可能ですね。
料金的には羽毛リフォームより丸洗いのほうが、当然ながら安いです。

ふとん打ち直しも布団の丸洗いも当店の得意分野ですので、お気軽にご相談ください。
問い合わせしても強引な営業なんて皆無ですからご安心くださいね＾＾

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